「田植え祭り」は、白川村に伝わる「田植え唄」や手植えの伝統を守ろうと、地元の人たちが行っているもので、新型コロナや雨天の影響で4年ぶりの開催となりました。
青空が広がる中合掌造りのある集落ではかさをかぶり、かすりともんぺを着て赤いたすきをかけた早乙女姿の女性およそ20人が1列に並んで田んぼに入り、「チョボーン、チョボーン」という合いの手が特徴の伝統の「田植え唄」に合わせて丁寧に苗を植えていきました。
田んぼの周りには多くの観光客が集まり、合掌造りの家屋を背景に昔ながらの方法で田植えをする様子を写真に収めていました。
初めて田植えを体験したという白川村の30代の女性は「田植えは楽しかったです。意外と体力を使いうっすら汗をかきました。ぜひ来年も参加したいです」と話していました。
実行委員会の松山秀則委員長は「白川村に観光客も戻り、イベントも盛り上がりました。人あってのイベントなので、いろいろな人に協力してもらい来年も続けたい」と話していました。