
気象庁は19日、今冬(12月~来年2月)の天候見通しを明らかにした。地球温暖化に加え、偏西風が日本付近で北に蛇行するため寒気が南下しづらく、全国的に高温となる。冬型の気圧配置も弱く、日本海側の降雪量は少ない。ただ、一時的に強い寒気が入り大雪となる恐れがあることから、注意が必要だとしている。
気象庁によると、偏西風の蛇行は、南米ペルー沖の海面水温が上がる「エルニーニョ現象」などが影響して起きる。
10~12月の3カ月予報も発表。平均気温は全国的に高い傾向で、特に10月は前半まで最高気温が30度以上の真夏日の可能性があるという。