
20日から東京都港区の国立新美術館で開幕する「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」(産経新聞社など主催)の内覧会が19日行われ、取材会に同展音声ガイドのナビゲーターを務める声優・俳優の津田健次郎さん(52)らが登場した。
津田さんはサンローランの衣装をまとって登壇。「章ごとに全然違う、バリエーション豊かな世界でとても楽しかった。タキシードをアレンジしたスタイルなど、カッコいい作品ばかりで、サンローランのイマジネーションが爆発していた」と展示について振り返った。音声ガイドについては「解説にくわえて、サンローランの言葉についても紹介しているが、そこは空気感を変えて演じてみた。写真ではなく、実物を見ないと伝わらない作品がたくさん。すてきで豪華な作品とともに、ぜひ音声ガイドも楽しんでほしい」とアピールした。
また、同展イメージソング「Knock Knock」を書き下ろしたシンガーソングライターのidomさん(25)も歌唱を披露。「職人の素晴らしい技術や、サンローランの歴史を一気に見られるすばらしい展示」と話した。
ギャラリートークでは、イヴ・サンローラン美術館パリのセレナ・ブカロ=ミュセリ学芸コレクション長が「20世紀の偉大な才能の40年にわたる創造のたまもの。彼が革命家であり、ロマンティストであり、旅行者でアーティストであったことをお分かりいただけるはず」と意義を語った。